コロナ禍での『大人婚』結婚式はどう変わった?会場選びの注意点とポイント

大人婚

コロナ禍での『大人婚』結婚式はどう変わった?会場選びの注意点とポイント

コロナウィルスのパンデミックが始まり、私たちの生活は一気に変わってしまいました。

当たり前にできていたことができないこの時代。

結婚式、特に35歳以上の『大人婚』カップルの結婚式事情はどう変わったのでしょうか?

今回は、コロナ禍んでいるアラフォーカップルに向けて、現在の結婚式事情とコロナ禍でも安心して挙式できる結婚式の形についてご提案していこうと思います。

コロナ禍でどう変わった?結婚式の今

2020年、コロナウィルスのパンデミックが本格化し、結婚式場はそのほとんどが一時休業を余儀なくされました。

大人数が集まって食事を楽しむ披露宴のほとんどが開催不可能となり、日本中の結婚式が一時すべて中止する事態となってしまったのです。

それでも、緊急事態宣言が初めに発表された頃はまだ「この波が終われば、また今までと同じ日常が戻る」と誰もが考えていました。

結婚式場も、本人たちも「挙式は延期して、落ち着いた頃に開催できる」そう信じていたのです。

しかし、実際には一つの波がおさまっても、また新たな変異株が発生するなど、コロナ禍はいつ収束するかは誰にもわからない状態。

延期に延期を重ね、中には式を諦めなくてはいけなくなったカップルもいたと思います。

変化したコロナ禍での結婚式の考え方

こんな状況でも結婚式場は、今できる中で『出来るだけ良い式』をあげるために努力を続けています。

コロナ禍で感染の拡大と収束を繰り返すなか、式を上げるカップルや結婚式場にも考え方の変化が起きてきました。

今までは、『延期して感染が収まるのを待つ』

というのが一般的でしたが今では、いつになるかわからないいつかに期待するのではなく『今できることの中で、最高の結婚式を行う』

という考え方が広まってきています。

特にアラフォー世代の大人花嫁は、出来るだけ早いうちにウェディングドレスを着ておきたいと考えます。

先延ばしすることで、ウェディングドレスを着る機会を失ってしまうかもしれません。

恨み言をいってもコロナが収まるわけではありません。

今だからできる『最高の結婚式』をプランナーと一緒に作り上げていきましょう。

コロナ禍でのウェディング会場の変化

コロナによる感染の拡大は、私たちが「あたりまえ」だと思っていたことは、実はとても大切で幸せであったことだと気づかせてくれました。

大人数で集まってお酒を飲むという「あたりまえ」が否定されたいま、「本当に親しい仲間に感謝を伝え、祝福してもらう」という結婚式の本質に立ち返ったプランニングが見直されています。

コロナ禍では、結婚式場選びにも変化があります。

ワタベウェディングの「withコロナ時代の結婚式参列に関する意識調査」アンケートによると、

今までは、ホテルや専門結婚式場を選ぶ割合が多かった会場選びですが、コロナ禍では人が密集しやすいホテルでの結婚式は減少し、代わりに少人数だからこそ楽しめる国内リゾートウェディングの開催を希望する割合が増えてきています。

コロナ前はホテルと専門結婚式場を合わせてほぼ半数50%近い割合だった会場は、コロナ後は30%程度まで減少

その代わりに国内リゾート婚が14.5%から21.8%に増加、

写真だけのフォト婚も1.7%から7.3%に大幅に増えてきました。

招待人数も、100人以上の大型の結婚式が開催されることはほぼ無くなり、本当に親しいなかまだけで行う『少人数ウェディング』が中心となってきている傾向があります。

コロナ禍での結婚式スタイル

何度も緊急事態宣言をうけ、結婚式場としても『できること・できないこと』の区分けがつくようになりました。

実際に少しずつでも結婚式を再開して、行っていく中でのノウハウもたまってきています。

このパンデミックも、いつかは収束するだろうけれど、それがいつになるのかは誰にもわかりません。

今、結婚式を検討するとき、どのような形で開催するのがいいか、それはそれぞれの状況・考え方によっても様々です。

ここでは、コロナ禍での結婚式、その方法についていくつかご紹介します。

自分たち、そして参列してくれるゲストのことを考えて、どのような形なら安全で幸せな結婚式が開催できるか、考えてみてください。

二人だけの結婚式『ふたり婚』

リゾートウェディング

結婚式を後回しにしても、この状況がいつになったら収まるのかわかりません。

とはいっても、ゲストに高齢者がいたり、コロナ禍に集まるのが難しいグループ(医療関係者や介護施設従業員など)に所属している場合は、少人数であっても人が集まる結婚式は難しいかもしれません。

その場合は、挙式だけでも先に二人で挙げておきましょう。

現在、多くの会場では『挙式のみ』のプランや、写真撮影だけの『フォト婚』プランを用意してくれている会場も多くあります。

これらのプランでの挙式なら、人との接触は最小限で済みます。

準備にもそれほど時間はかからないので、感染が落ち着きを見せているタイミングで行うことも可能です。

観光地でのリゾート結婚式もおすすめ『リゾ婚』

また、二人だけの挙式なら、新婚旅行を兼ねたリゾート地での挙式もおすすめ。

海外は今はむずかしいですが、国内のリゾート地ならばこの数年で感染についても、しっかりと対策が行われてきています。

開放感のある会場で、思い出に残る結婚式が挙げられる。まさに今の時代にぴったり。人気が上がっている結婚式のスタイルです。

近年では、有吉弘行&夏目三久 夫婦が地元の尾道『ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道』でリゾートウェディングを挙げたことで話題になりましたね。

参考リンク:【芸能人の大人婚】「有吉弘行&夏目三久」の結婚式 in ベラビスタ スパ&マリーナ 尾道

ひとまずは家族だけで挙式を挙げておいて、ゲストを招いての披露宴は、コロナが落ち着いてから1.5次会のような会を予定しているカップルも多い。

もちろん、その時にもう一度別デザインでウェディングドレスを着るのもアリです。

1.5次会PRO

家族だけの結婚式『家族婚』

大人婚では、両親もすでに高齢になっていることも多い。

ウェディングドレス姿は見せてあげたいけど、多くのゲストを招いた結婚式はちょっと不安。

そんな場合は、お互いの両親・兄弟だけを招待する家族だけの結婚式『ファミリーウェディング』『家族婚』がおすすめ。

少人数での挙式プランを利用すれば、予算も抑えて本格的な結婚式を行うことが可能です。

この場合も、仲のいい友人たちとは、コロナの回復後にもう一度披露宴を開催することも可能です。

家族婚ではキリスト教式や神前式、友人たちとは人前式という形をとってもいいかもしれませんね。

少人数での結婚式『少人数婚』

現在の結婚式で主流となっているのが、本当に仲のいい友人だけを招いての『少人数ウェディング』

今の時代では、お付き合いで会社の上司などを招待することは少なく、本当に祝福してほしい友人だけに限定した、40人以下の少人数ウェディングを行うことが増えています。

会場としても、収容人数を減らす対策や、ゲスト同士の間隔をとれるようにテーブルの席数を少なくしたり、パーテーションを用意するなど、さまざま対策を充実させています。

もちろん会場によって対応してくれる内容は違うので、見学の際には自分たちの安心できる式が可能かどうかは、自分たちで見極めるようにしましょう。

結婚式のライブ中継

コロナ禍の中での結婚式で、最近始まったサービスが結婚式のライブ中継です。

大人数を招いての結婚式や、地域の移動が難しい昨今。

式に参加できない友人たちはyoutubeライブなどを利用した、ビデオ中継で式の様子を配信するサービスが始まっています。

すべての会場が対応しているわけではないですが、参加できない友人がいる場合検討してみる価値はあるかもしれません。

コロナ禍での結婚式 注意点

結婚式を開催する二人が最も心配なのは『ゲストの安全』

せっかくのお祝いの席で感染が広がってしまったりしたら、お祝いどころではなくなってしまいます。

それぞれの結婚式場でも、感染を発生させないために様々な努力を行っていますが、その対策は会場ごとに違います。

安心してゲストを迎えて結婚式が行えるように、自分たちでもチェックできる部分はきちんと確認して会場選びを行いましょう。

具体的に会場選びの際には、以下のような内容を確認して会場選びを行うといいでしょう。

  • 従業員のワクチン接種の確認
  • 会場の広さ、収容人数、密になりにくさ
  • 会場・控室の換気状況
  • ゲストの導線(エレベーターや他のグループとの接触など)
  • 消毒液の設置状況
  • アクリル板の設置やその予算(会場によっては設置が有料オプションになる場合もあります)
  • 見学・打ち合わせのオンライン化が可能かどうか
  • 人数の変更可能な締め切りの確認
  • 緊急時の対応の確認
  • 延期になった場合のキャンセル料金支払いの有無
  • ゲスト発熱時の対応の確認
  • その他当日のイレギュラー対応(直前の緊急事態宣言発令など)

これらは、会場を決定する前に必ず確認しておきましょう。

自分たちが納得するだけではなく、招待するゲストにも安心して参列してもらえることが重要。

会場ではどのような対策がされているか、安全性に対しての取り組みについて招待状を送る時点でしっかりと伝えておきましょう。

ノンアルコールの披露宴

結婚式のお酒と言えば、『お酌周り』

コロナ前の結婚式と言えば、ビール片手にテーブルをグルグル回るのが一般的でした。

しかし、コロナ禍の今では、お酌に回ることで感染の可能性が高まり危険です。そのため、お酌そのものを禁止する会場もあります。

それに、お酒が入ってしまうと自生が効かなくなる人も多く、大声で話すなどして、飛沫が広がる危険もありました。

式場によっては、緊急事態宣言による『酒類の自粛要請』によって、アルコールの提供が難しくなった式場も多くあり、そういった会場では『ノンアルコール披露宴』が行われることも増えてきました。

「アルコールが入らないと式が盛り上がらないのでは?」と考える方も多いと思いますが、実際にア ルコールの提供のない結婚式を行った参加者のアンケートを見て見ると76%が満足だったと、かなり印象のよい数字となっています。

お酒がなかったことで「普段の感じでゆっくり話をすることができた」「食事を美味しく楽しむことができた」などの利点があることもわかってきました。

お酒が苦手な新郎にとって『ノンアルコール披露宴』はおすすめ

筆者の場合も、自分はほとんどお酒が飲めないので、披露宴で次々にお酌されることが非常に大変でした。

新郎の足元にお酒を捨てるバケツがあり、飲み切れないお酒はそこに捨てることができますが、何てもったいないんだろうとは感じていました。

緊急事態宣言解除後も、ノンアルコールで行う披露宴は一つの選択肢として残っていくのではないかと思います。

お酒が苦手なカップルは、思い切ってノンアルコール披露宴に挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。

その他にも、ノンアルコールにした場合の利点として、アルコールを提供しないおかげでドリンクのための費用が大きく下がることがあります。

余裕ができた分の予算で、料理のランクをアップさせるなど、お酒以外の面での満足感をアップさせることも、よい披露宴を行うポイントになってきます。

ブライダル保険

コロナ禍で一気に需要が増えたのがブライダル保険

数か月後の開催を目指して準備をする結婚式の場合、その時期に感染状況がどうなっているかはわかりません。

中止になってしまった場合のキャンセル料金は膨大で、改めて結婚式を挙げる余裕などなくなってしまいます。

そこで、注目されるようになったのが『ブライダル保険』

万が一のトラブルで式が中止、または延期になった場合でも、保険金が支払われることで新たに結婚式の計画を立てることができるようになります。

ただし、ブライダル保険でも、コロナによるすべての条件で保険金が支払われるわけではないのでご注意ください。

基本的に対象になるのは本人たちが病気になった場合のみ

詳しくは契約する『ブライダル保険』の支払い条件を確認する必要があるが、基本的には対象となるのは本人たち二人+両親が病気になった場合まで。

本人たちがコロナに感染し入院することになったり、医師の診断によって強制的な隔離が決められた場合に限ります。

両親については、感染して7日以上入院することが条件になります。(保険によって異なる場合もあります)

万が一、感染が拡大し『緊急事態宣言』などが発令された場合でも、コロナによる自粛要請での延期は、保険金支払いの対象外である場合がほとんどです。

感染が拡大している地域であれば自分たちが感染する可能性も高いので、必要がないとは言い切れませんが、支払いについては条件が厳しいのだということは覚えておきましょう。

緊急事態宣言での中止、延期にかかわるキャンセル料の有無は、保険ではなく契約前にきちんと結婚式場と話し合いをしておく方が確実です。

このご時世のため、延期であればキャンセル料金が不要という会場も多くあります。

事前確認が何より重要です。

代表的なブライダル保険

結婚式場からの提案もあるかと思いますが、どの保険でも大きな部分はそれほど違いはありません。

契約内容をよく理解したうえで契約しましょう。

代表的なブライダル保険を紹介しておきます。契約の際は支払い条件などをよく確認の上利用しましょう。

ゲストに対する気遣い

こちらがどんなに気を使って準備をしても、ゲストの考え方は人それぞれです。

高齢だから、持病があるからと勝手に想像してお誘いしないのは逆に失礼にあたります。

この時期にでも「結婚式を挙げたいという気持ち」と、十分な対策は行っているが、「こんなご時世なので欠席でも構わない」ということを一言添えてご招待するといいでしょう。

健康な友人を招待する場合だとしても、結婚式で人が集まるということに不安を持つ人も少なくないはずです。

ゲストの不安を減らすためにも、会場の詳細、招待客の人数、式の規模、コロナ感染対策の紹介など、ゲストが安心できる情報を共有することでゲストに安心して結婚式に参加してもらうことができます。

招待状はオンラインで、WEB招待状を利用しよう

コロナ禍での結婚式では、状況に変化により迅速な対応が求められます。

特に招待客の「参加・不参加の連絡」は手紙のやり取りの場合、往復にかなりの時間が必要となっていました。

その時に便利なのが『Web招待状』

Web上に作った招待状のURLをLINEやメールで発信できます。

ゲストはスマートフォンから簡単にアクセスして、参加・不参加の連絡をおくることが可能です。

「画面上に表示される招待状ってなんだか味気ないんじゃない?(;´Д`)」

そう思われるかもしれませんが、『Web招待状』は思っている以上にお洒落で、便利。利用者も急増中のサービスなんです。

おススメWeb招待状サービス 『Dear』

Web招待状『Dear』は豊富なデザインから手軽に招待状が作成できます。

「出席・欠席」の連絡はリアルタイムで反映されるので人数把握が最速で可能。郵便の場合、往復する時間があるため集計にも時間がかかっていました。

『Dear』はゲストの出欠をエクセルのシートにダウンロードすることも可能なので、招待客リストも改めて打ち直しする必要もありません。

人の手を介さないので、このコロナ禍での感染予防にも有効です。

まだある! Web招待状 の利点

  • 紙よりも、詳細な地図や会場の案内を載せることが可能。地図は自動でGoogleMapと連携するので楽ちん!
  • QRコードでスマート受付!当日の受付も、画面上のQRコードを読み込みすることで簡単受付が可能。記帳のためにペンを使いまわすことがないので、不要な接触も避けることができます。
  • ご祝儀の支払いにクレジットカード支払いを利用可能。ゲストはご祝儀をクレジットでの事前支払いと、当日の現金払いを選択できます。
  • 追加プランではWebお礼状の発送も可能

など、便利な機能がいっぱいです。

ゲスト人数3人までの招待状が作成できる『無料お試し』も可能なので、どんな雰囲気なのか一度試してみるといいでしょう。

気になるお値段は?

料金は招待状プランで9,800円~。

基本的な機能は9800円で完結するが、デザインによっては5,000円~の追加料金が必要となってきます。

ただし、利用できる招待人数は無制限なので、人数が多い場合はむしろ紙の招待状よりも予算は抑えられると思います。

withコロナのウェディングアイテム

コロナ禍での結婚式だからこそのウェディングアイテムのご紹介です。

デザインマスク

ブライダル用のフォーマルマスクをゲストにプレゼントすれば、参加者の一体感も生まれます。

アルコールハンドジェル小瓶

手軽に消毒できるように、ウェルカムギフトやテーブルサービスにオリジナルデザインのボトルで用意するのも素敵です。

アクリルパーティション

飛沫を防ぐためにも準備しておきたいアイテム。受付用にメッセージを入れた特注品も作れます。

ライブストリームウェディング

youtubeライブなどを利用して、挙式の映像を参列できなかった友人などに配信するサービス。

すべての会場で利用できるわけではないが、遠方で参列が難しいゲストとも式の雰囲気を共有できるため、人気が高まっています。

まとめ

コロナの感染は一時的に収まったとしても、再び感染爆発を起こす危険性がまだあります。

いつ終わるかもしれない未来に期待するのではなく、今できることに注力して結婚式を挙げる方がいいのではないでしょうか。

逆にこんな時期の結婚式だからこそ、思い出に残る結婚式にすることができるとも言えます。

これからどうなるかなんて誰にもわかりません。

結婚式場側も、これまでとは違う新時代の結婚式を手探りで作り上げようとしています。

未来に期待して延期するのも悪くはないですが、時間は有限です。

まずは一度どんな結婚式があげられるのか相談してみるのがおすすめです。

トキハナのウェディング相談サービスなら、コロナ禍での結婚式を第三者目線でしっかり精査し、二人にぴったりの結婚式をプロデュースしてくれます。

気軽にまずは相談してみてはいかがでしょうか。

Tokihana

  • この記事を書いた人

miyabi

アラフォーを通り越してアラフィフに迫る結婚歴は15年の40代、 フラワー業界を通じてウェディングに20年以上携わっています。 自らも、数多くの式に参列した経験をもとに、これから式を挙げるカップルのためにウェディングのすばらしさを紹介しています。

-大人婚
-, , , , , , ,