引き出物

大人婚

『大人婚の引き出物』ふさわしい物ってなに?おすすめアイテム8選

「落ち着きと高級感のある大人婚にしたい」

そう考えている方はたくさんいるでしょう。

『大人婚』の質を高めるためには式の内容はもちろんのこと、引き出物の選択も重要になってきます。

この記事では、大人婚にふさわしい引き出物の選び方と、おすすめのアイテムについて詳しく解説していきます。

そもそも引き出物って何?

引き出物というのは、結婚式に参加してくれたゲストに渡すプレゼントのことです。

ご祝儀のお返しという意味合いも含まれていますので、慎重に選んでいかなければなりません。

近年では、挙式の演出などにとことんこだわって、引き出物には一切こだわらない場合もありますが、年配の方ほど『引き出物』までを含めて一つの結婚式の形だと考えることが多いです。

引き出物の選択を間違えれば、ゲストに満足してもらえるような、素敵な大人ならではの結婚式にすることができなくなってしまいます。

全体的に質の高い『大人婚』を作り上げたいと考えている方は、引き出物の選択もセレモニーの重要な一つとして、慎重に選んでいきましょう。

一般的には、

  • 記念品(中心となる商品)
  • 引菓子
  • 場合によって3品目(縁起物やプラスワンアイテム)

で構成されます。

想定される予算は一人当たり3,000~15,000円でゲストに合わせて組み合わせを変更することも多いです。

友人や同僚には記念品+引菓子、上司など目上のゲストには、記念品+引菓子にプラスして3品目をつける、もしくは記念品のランクを上げる、などで予算の調整を行います。

大人婚の引き出物を選ぶ時に意識すべきこと

では早速、大人婚の引き出物を選ぶ際に意識すべきことをいくつか紹介していきます。

特に重要なのは『自分たちがもらったらどう思うか』という前提に立って引き出物を検討することです。

結婚式の準備中は、何かとテンションが上がって奇抜な引き出物を選択しがちです。

もし自分たちがゲストとして参加した場合、この引き出物をもらった時どう感じるかを客観的に考えて検討するようにしましょう。

特に以下のポイントは抑えて考えることが重要です。

もらって困るものは避ける

当たり前ですが、ゲストがもらって困るような引き出物は論外です。

例えば、二人の顔写真の入ったお皿など(この時代にはほとんどないと思いますが…)

それ以外にも、自分たちがもらったらうれしいだろうと考えて選んだ商品でも、人によっては全くいらないものである場合もあります。

自分たちの独りよがりになっていないかどうか、よく考えて選びましょう。

持ち帰りに苦労するものは避ける

結婚式には遠方から参加してくれるゲストも多い。

その場合、衣装やその他の荷物だけでも大変なのに、大きな『引き出物』まで渡されては大変です。

大きく重たいような商品は避けて、持ち帰りに負担のかからないものを選択することも重要。

近年はゲストの負担軽減のため、家に直接配送する『引き出物配送サービス』も広がっています。


ブランドを活用する

大人婚で大切なのは、

  • 落ち着き
  • 高級感
  • 意外性

上記3つです。

落ち着きと、高級感だけでもいいのですが少しの驚きが入ることで、より参加してくれたゲストの記憶に残る「素敵な結婚式」となります。

「さすがあの二人の結婚式だな」と思ってもらうためには、ブランドにこだわった引き出物を選ぶことが大切です。

ただし『意外性』は度を越えると逆効果になりかねません。

あくまで考え方の一つにとどめ、難しい場合は無難な路線を行くことも重要です。

カラーを意識する

大人婚の引き出物は、カラーにこだわることが大切です。

結婚式のテーマカラーと引き出物のカラーを統一することにより、

「よく考えているな」

「オシャレだな」

と思ってもらえる可能性が高くなるのです。

このためには、引き出物を選ぶ以前に、『しっかりしたストーリーのある結婚式』を計画しておく必要があります。

コンセプトを統一する

今紹介したように、結婚式のテーマカラーと引き出物のカラーを合わせるのもおすすめですが、テーマカラーではなくコンセプトに合わせるというのもおすすめです。

例えば、「和」をコンセプトにしている場合、和風の食器などを選べば全体的に統一感が出ますので、落ち着きのある印象を与えられるようになります。

大人婚にふさわしい引き出物ってどれ?

では次に、大人婚にふさわしい引き出物をいくつかピックアップしていきます。

「どれにすればいいかわからない」

という方は、是非参考にしてみてください。

NARUMIのカップ&ソーサーセット

日本を代表する洋食器のブランド。

デザインも豊富で選ぶ楽しみがあります。引き出物には落ち着いたデザインの食器が人気です。

LE CREUSET プチ・ラムカン・ダムール・セット

耐熱性に優れた小型の食器。自分ではなかなか買うことはないが、もらったらうれしい品物の一つです。

琉球ガラス

暖かさを感じる伝統工芸品、丈夫で割れにくく普段使いにも人気です。サイズも小さいので持ち帰る際にも荷物になりません。


ロクシタン ハンドクリーム

南仏プロヴァンスの生活を提案するコスメティックブランド。

厳選された植物素材を使用したハンドクリームは特に人気です。

ほかにも、価格帯別のカタログギフトもあります。



今治タオル

今治タオルというのは、結婚式の引き出物の定番アイテム。

ただし、定番すぎるという点は否めないので、大人婚ならではの高級感を演出したいと考えているのであれば、包装の仕方などに工夫をする必要があります。

例えば、木箱に入った今治タオルを引き出物にすることによって、高級感が一気に高まります。

中身がそこまで高級ではなかったとしても、包み方によって高級そうに見えることもありますので、細かな部分も工夫していきましょう。

カタログギフト

「何を選べばいいかわからない」

という方は、カタログギフトを送ってみると良いでしょう。

カタログギフトは、いろいろな商品の中からゲストが自ら選ぶことができるので、はずれがなく人気です。

カタログギフトには価格ごとのランクがあるので、ゲストごとの送り分けも可能。

ただし、安価なギフトの内容は、商品も”それなり”なので、値段だけで選ぶとがっかりされてしまう場合も多いのが現実。

カタログギフトを選ぶ際は、値段だけではなく、商品内容の充実具合も実際に内容を確認して選ぶようにしたいところです。

カタログギフトの中にはコンセプトごとにまとめた、専用カタログもあります。

結婚式のカラーや、こだわりに合わせて選ぶことで、普通の結婚式との違いをアピールできます。

また、その場所にこだわった結婚式を行った場合は、地域の特産品を厳選したカタログギフトもおすすめです。

通常のカタログギフトにはない、地域ならではの産品や旬の生鮮品を選ぶことができます。

思い出のリゾート地での結婚式や、地元愛にあふれた二人の結婚式などにはぴったりの引き出物です。

一言で『カタログギフト』といっても様々な種類があります。

結婚式場側からも提携会社のカタログギフトの案内はありますが、少しこだわりを持って選んでみると自分たちならではの『結婚式の引き出物』となるため、喜んでもらえること間違いなしです。

引き出物カード

最近の引き出物スタイルとして人気を集めているのが、引き出物カードです。

カタログギフトのように分厚くなく、持ち運びもかなり簡単ですので、利便性やオシャレさを重視している方におすすめです。

通常のカタログギフトとの違いは、掲載する商品を自分たちで選定することができるということ。

季節のこだわり商品や、結婚式のコンセプトに合わせた商品をラインナップする、上司や目上のゲストにはワンランク上の商品を選ぶなど、自由にカスタマイズできる利点があります。

時間が取れない場合、イメージを伝えるだけでコンシェルジュが商品を選定してくれるサービスもあるので、引き出物を選ぶ手間を省きたいと考えている方にもおすすめできます。

基本はスマートフォンのQRコードからのアクセスになりますが、スマートフォンをお持ちでないご高齢のゲスト向けには、指定の商品を直接配送することも可能なので安心してご利用ください。

引菓子

結婚式に参加するゲストの中には、引菓子を楽しみにしている方も意外とたくさんいます。

引菓子であれば、コストもそこまでかかりませんので、ゲストをたくさん呼ぶ場合でも安心です。

ただし、できるだけ高級感を演出することが大切ですので、

・流行

・ブランド

などをしっかりと考えたうえで慎重に選ぶようにしましょう。

ゲストの中にはすぐに消費しきれない方もいるので、引菓子は常温でも日持ちのする中から選ぶということも重要です。

引菓子では、日持ちの良さと豪華さから『バームクーヘン』がよく利用されます。

引き出物を選ぶ時に注意すべきこと

では最後に、大人婚の引き出物を選ぶ時に注意すべきことをいくつか紹介していきます。

引き出物に利用してはいけないもの

日本では古くから『忌み言葉』として、結婚式の場にとって『縁起の悪い語句』は使用しないようにする風習があります。

例えば『ご祝儀のお札は割り切れないように奇数にする(別れないように)』『切る・別れる』を連想するものは避けるなどです。

引き出物でも、特に年配のゲストが多いとこういったことに配慮しない品物を選んでしまうと『常識がない』と悪印象を持たれる場合があります。

一部代表的な例を紹介すると、

  • 『猿』の絵柄のものは『去る』を連想させるためNG
  • 『重箱』は『離婚・再婚』を連想させるためNG

など、

このほかにも地域や、家庭によってタブーとされるものが存在する場合もあるので、地元の式場のプランナーによく相談して、そういったものを選ばないように配慮が必要です。

(以前は食器なども『割れる(別れる)』を連想されると避けられていたこともありますが、近年はブランド食器などの人気も高まっているので、時代によって問題の無くなっている商品もあります。)

品数や内容を確認

引き出物を準備する際は、品数や内容をしっかりと確認しておくことが大切です。

品数や内容は地域によっても大きな差がありますので、

・何品にするのか

・伝統的なものを入れるべきなのか

ということを事前にチェックしておきましょう。

地域の風習については、地元の式場のプランナーならば把握していると思いますが、家柄によってはその家独自の風習が残っている場合もあります。

自分たちの両親にも相談して検討するようにしましょう。

贈り分けをする


結婚式の引き出物は、贈り分けをするのが基本です。

  • 年齢
  • 関係性
  • 好み
  • 家族構成

などによって、贈るアイテムを分ける必要がありますので、慎重に選んでいきましょう。

一般的な相場として、

  • 友人・同僚など:3,000~5,000円
  • 上司・親族など:5,000~10,000円

とされています。

他えば、カタログギフトのランクを一つ上げる、引き出物の点数を追加するなど、それぞれに合った内容で準備するようにしましょう。

まとめ

引き出物は大人婚の質を左右する大事な要素です。

中には、演出ばかりにこだわってしまい、引き出物を適当に選ぶ方もいるのですが、これではゲストからの印象を良くすることができません。

細かな部分にこだわってこそ、落ち着きのある、高級感にあふれた大人婚を作り上げられるようになりますので、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に引き出物を選ぶようにしましょう。

引き出物で喜ばれるものは

「消えるもの(消費する・食べられる)」「軽いもの(持ち帰りが楽)」「買わないもの(自分では買わないがもらったらうれしいもの)」

といわれています。

引き出物選びに迷ったら思い出してみてください。

  • この記事を書いた人

miyabi

アラフォーを通り越してアラフィフに迫る結婚歴は15年の40代、 フラワー業界を通じてウェディングに20年以上携わっています。 自らも、数多くの式に参列した経験をもとに、これから式を挙げるカップルのためにウェディングのすばらしさを紹介しています。

-大人婚
-, , , , , , , ,