結婚が決まり、これから結婚式場探しをしようと考えているカップルにはこれから多くの選択肢が用意されています。
結婚式の規模やイメージ、会場選び、etc...
そんな中でも、雰囲気やムードに特にこだわった「大人婚」を作り上げたいと考えている場合、最も重要な選択が会場選び。
中でも、
「国内で式を挙げるべきか?それとも海外か?」
という選択肢です。
一生に一度の結婚式、どうせなら後悔しないよう最高のシチュエーションで思い出に残る式にしたいというのは誰もが思うこと。
でも、ただでさえ結婚式についてもよくわからないのに、海外での結婚式なんて不安があるというのも当たり前。
そこでこの記事では、国内で結婚式をするメリットやデメリット、海外で結婚式をするメリットやデメリットについて、詳しく解説していきます。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分たちの理想の結婚式を考える参考にしてもらえたらうれしいです。
国内挙式と海外挙式

まずは、国内での挙式について詳しく見ていきましょう。
国内の結婚式場には、
- 交通の便が良く立地のいい「都市型結婚式場」
- 少し都市部から離れるが、自然に囲まれ環境のいい「郊外型結婚式場」
- 景観や雰囲気を最優先に作られた、観光地での挙式を行うための「リゾート型結婚式場」
があります。
都市型は、ホテルなどに併設された結婚式場で、豪華で利便性はいいが自然の景観などを取り入れるのは難しい。
郊外型は都市部から少し離れることで、都市部では難しい広いスペースと自然の景観を利用した演出が可能。
リゾート型は、郊外型の利点をさらに伸ばし、その場所ならではの特別な演出が可能となります。
場所別分類のほか、「ホテル」「専門結婚式場」「ゲストハウス」など、結婚式場のタイプ別の分類もあります。こちらの特徴については下記の記事をご覧ください。
続いて海外挙式。
リゾート型の最高峰が海外ウェディングとも言えます。
海外ウェディングの魅力は何と言っても、圧倒的な『非日常感』です。

ヨーロッパならではの荘厳な雰囲気を醸し出す本場のチャペルや、歴史的建造物。
圧倒的な広さを利用した特別な空間。
南国ならではの海とビーチなど、日本では再現できない特別な体験をすることが可能です。
ですが、もちろん国内のリゾートウェディングも、海外にはない魅力が豊富にあります。
今回は海外と国内の比較なので、国内リゾートウェディングを中心として比較していきます。
国内挙式のメリットは?
最初は国内挙式(国内リゾートウェディング)のメリットを紹介していきます。
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1ロケーションが良い
1ロケーションが良い

日本国内は、海外から見ると羨ましくなるくらいに様々なシチュエーションが選べる、観光の宝庫です。
- 青い海・美しい空など、島国ならではの美しい海岸
- 木漏れ日が光る森・季節ごとに景観を変える自然
- 歴史的建造物から、最新のモダン建築
これ以外にも、素敵なスポットがたくさんあります。
それが一つの国の中に数多く存在し、それほど時間もかけずに移動することができる。
これって結構すごいことなんです!
このような場所で挙式をすることができれば、国内でも非日常を体験しながら、自分たちの思い描く思い通りの『大人婚』が行えます。
それぞれのエリアには、その場所ならではの魅力が豊富にあります。
- ガーデンウェディング
- ビーチウェディング
- ナイトウェディング
- 大正ロマンウェディング
など、美しいロケーションを最大限に活かした演出を行うこともできますので、一味違う大人婚にしたいと考えている方には最適と言えます。
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2コストカットに繋がる
2コストカットに繋がる

国内で挙式をすることによって、コストカットに繋げられます。
もちろん、式を挙げる場所や招待する人数、行う演出などによっては費用が高くなってしまうこともありますが、費用とのバランスをしっかりと考えてプランを練れば、予算の範囲内で式を挙げられるようになります。
海外で結婚式を挙げる場合、ご祝儀はもらわないのが一般的です。
その上さらに、招待するゲストの交通費や宿泊費の一部、もしくは全部を新郎と新婦で負担するケースもあります。
負担額については調整可能ですが、それでも国内での挙式に比較した場合はコストがかさんでしまいます。
国内の挙式であれば、交通費や宿泊費などは基本的にゲストもちで出席してもらえるため、費用負担を軽減できます。(遠方からのゲストにはお車代や宿泊代を負担する場合もありますが、海外に比べれば安価で収まります)
浮いた費用は演出や引き出物などに活用することもできますので、豪華な結婚式にしたいと考えている方は、国内での挙式のほうがおすすめです。
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3たくさんのゲストを招待できる
3たくさんのゲストを招待できる

海外挙式にもたくさんのメリットがありますが、たくさんのゲストを招待したいと考えている方にはあまりおすすめできません。
先ほども解説したように、交通費や宿泊費の問題が出てきます。
また、海外に行く場合は長期間、仕事などのスケジュール調整を行わなければならない点にも注意が必要です。
普通に招待状を出しただけでは、会場が海外となれば多くのゲストが「欠席」に〇をしてしまことになるでしょう。
海外挙式に比べれば、国内で式を挙げることにより、気軽に式場に足を運べるようになります。
「家族や友人にお祝いをしてほしい」
「とにかく大人数で結婚式をしたい」
たくさんのゲストを招待して結婚式を挙げたいと考えている方は、国内挙式を選択したほうがいいでしょう。
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4式場を見て選べる
4式場を見て選べる

国内で挙式をする場合、実際に式場に足を運び、自分たちの目で雰囲気などを確認したうえで決めることができます。
また、必要があれば何度も足を運んで打ち合わせを行うことができるので、細部までこだわった結婚式を希望する場合は国内の式場を選ぶ方がいいでしょう。
また、複数の式場に足を運び、比較検討することができるので、会場選びで後悔したくない場合は国内の結婚式場の見学会をまわって、自分たちのイメージに近い会場を見つけることが重要です。
ただし、自分たちのイメージがぼんやりしたままいくつもの見学会に参加すると、逆に「式場迷子」になってしまうことがあります。
そんな時は、ウェディングプランナーの無料相談などを利用しましょう。
話すことで自分たちでも気づかなかった「心の中のこだわり」に気付けることもあります。
プランナーによるトキハナの無料ウェディング相談
日本全国どこからでも、オンライン相談も可能です。無理な営業などはないので安心してご相談ください。
国内挙式のデメリットは?
もちろん、国内挙式にもデメリットはあります。
きちんと、国内・海外のいいところ悪いところを理解したうえで、どちらを選ぶかを検討していきましょう。
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1打ち合わせが大変
1打ち合わせが大変

国内挙式とはいえ、自分たちが住んでいる場所から離れた場所で式を挙げる場合、打ち合わせが大変になります。
海外挙式と比べると、現地に足を運びやすいと言えますが、たとえば北海道に住んでいる方が、沖縄の式場に足を運ぶとなると、それだけでかなりのお金と時間がかかってしまいますよね。
筆者も那須高原での国内リゾートウェディングを行ったので、打ち合わせの際には週に一度、高速道路片道2時間往復を何度も走って打ち合わせに行って大変だった思い出があります。
とはいえ、近年ではオンライン打ち合わせや、オンライン相談会を実施している式場もかなり多くなりました。
遠方に住んでいる方でも気軽に打ち合わせや下見を行うことができますので、そこまで不安視する必要はないかもしれません。
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2天候の心配がある
2天候の心配がある

先ほども解説したように、国内挙式では美しいロケーションを活かした演出が魅力になる会場も多く存在します。
ただ、ロケーションを活かした演出を行う場合は、天候に味方をしてもらう必要があり、
- 雨
- 大雪
- 強風
- 台風
- 猛暑
などが発生してしまうと、思い通りの演出が行えなくなります。
特に、
- 沖縄
- 北海道
などは、季節によっては台風や雪の障害が発生しやすいため、余裕を持った日程で現地入りするようにしましょう。
天候は海外でも同じでは?と思われるかもしれませんが、海外では「乾季」と「雨季」がはっきり分かれている国も多く、開催時期を気を付ければ天候の心配は意外と少ないことが多いです。
海外挙式のメリットは?
では次に、海外挙式のメリットについて詳しく解説していきます。
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1新婚旅行と同時に行える
1新婚旅行と同時に行える

結婚式と新婚旅行を別々に行うということも可能ですが、日程の調整が難しくなり、費用がかさんでしまう可能性も高い。
しかし、海外で挙式を行うことによって、新婚旅行と同時に結婚式を挙げられるようになります。
この場合、結婚式費用とハネムーン費用を一度で済ませることができるので、別々に行うよりも予算的に抑えることができるという利点があります。
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2一生の思い出になる
2一生の思い出になる

海外で挙式を行うことの最大の魅力は、『非日常的なロケーション』を楽しめること。
日本にはない文化や景色、建造物などに囲まれながら結婚式を行えますので、一生の思い出になるでしょう。
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3準備に時間がかからない
3準備に時間がかからない

海外挙式と聞いて、
「準備に時間がかかりそう」
「打ち合わせが大変そう」
というイメージを持つ方はたくさんいるでしょう。
ただ、海外挙式の場合は気軽な食事会やパーティを行うケースが多く、国内挙式よりも準備が簡単になるのです。
そのため、打ち合わせそのものも国内の式に比べて簡単に済ますことができます。
また、
「現地のスタッフとのコミュニケーションが大変になるのでは?」
という不安を抱えている方もいると思いますが、海外ウェディングを行っている会場の場合、式場にはほとんど日本語が話せるスタッフがいます。
手配会社や旅行会社を通して準備をすることになりますので、英語が全く話せない方でも安心です。
ポイント
海外挙式は参列した経験がある人も少なく不安もあると思います。
さらに詳しく知りたい場合は、海外ウェディングプランナーに直接インタビューして作成した下記の記事を参考にしてください。
海外挙式のデメリットは?
では最後に、海外挙式のデメリットについても詳しく解説していきます。
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1ゲストの金銭的負担を考えなければならない
1ゲストの金銭的負担を考えなければならない

海外挙式を挙げる際は、ゲストの負担を考えなければなりません。
国内挙式に比べると交通費や宿泊費がかかりますし、移動に時間もかかります。
交通費や宿泊費を全額新郎と新婦で負担することができれば問題ありませんが、招待するゲストが多い場合、とんでもない金額になることは、容易に想像できると思います。
どうしても交通費や宿泊費を負担できないという場合は、ゲストに費用の一部または全部を負担してもらうケースもありますが、そうなってしまうと、参加率が下がってしまい、寂しい結婚式になってしまうこともあります。
『大人数に祝福してもらいたい』
と考えて、結婚式を企画しているのなら海外ウェディングはあまり向いていないといえます。
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2日程調整が難しい
2日程調整が難しい

また、費用についての問題をクリアできたとしても、日程調整の問題が残っています。
海外での結婚式に参加する場合は、数日間の休みを取らなければなりません。
自分たちはもちろん、ゲストにとっても負担になってしまうことでしょう。
海外挙式に友人や同僚、上司などを招待する場合は、相手の負担もしっかりと考慮したうえで、慎重に検討していかなければなりません。
ポイント
海外挙式を行う際に最も大変なのがスケジュールの調整。
多くのゲストを招待するとなると、非常に難しくなります。
そのため、海外挙式を行う場合は海外の式は、二人だけ、もしくは少数の親族と友人だけを招いて式を行い、帰国後に1.5次会的に別に披露宴やパーティーを企画するという方法が多く用いられています。
この場合、ウェディングドレスは2回レンタルするよりも購入してしまった方が安く済ませることができます。
結婚式で最も費用が掛かるのが「ウェディングドレスのレンタル料金」
これを抑えることで、トータルの費用をかなり削減できます。
海外挙式だけでも準備が大変なので、帰国後の国内でのパーティは、代行業者に依頼するのが簡単です。
会費制にすれば、自己負担をかなり抑えた形での2次会を企画することも可能です。
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3会場選びが大変
3会場選びが大変

海外挙式を行う場合、式場選びは基本的にオンラインで行うことになります。
画像や動画を見て判断するケースもありますし、オンライン内覧で決めることもあります。
ただ、画面越しで雰囲気をイメージするのはかなり難しく、場合によっては現地に行った際に、
「イメージと全然違う・・・」
という状態になってしまうこともあるのです。
海外挙式で後悔しないためにも、式場選びは慎重に行うようにしましょう。
まとめ

雰囲気やムードにこだわった大人婚にしたいと考えている方の中には、国内挙式と海外挙式で悩んでいる方もいるでしょう。
ただ、国内挙式、海外挙式ともに様々なメリットや魅力があります。
「こっちの方が良い!」
と断言することはできません。
今回紹介したメリットやデメリットをしっかりと頭に入れたうえで、自分たちに最適な場所をじっくり検討していきましょう。